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CROSSROADS GUITAR FESTIVAL 2007/クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2007

2007年7月にアメリカ、シカゴで行われたチャリティー・コンサートを収めた2枚組DVD。
前回よりもずっと良かった。というのが僕も含めての大方の意見。麻薬やアルコール中毒のリハビリ施設のチャリティーが目的ですが、出演者のジョニー・ウィンターを観れば、その歩くときの痛々しさに考えさせられたりもします。登場するギタリストたちは、今はもう座ったままのBBキングをはじめ、バディー・ガイ、アルバート・リーなどなどのオールドなブルースマンたちの達者なギタープレイは、個性的で魅力的です。ピックを使わずギターのアームを使いまくるベック、最初は誰だかわからないくらい容貌が変わってしまったロビー・ロバートソンのチカラ技のチョーキング満載のプレイなど、ギタリストなら必見だし、生まれ変わるならギタリストになろうと思うくらいギターやブルースは良いと感じます。メインはブラインド・フェイス再結成とも言えるスティーブ・ウィンウッドの登場ですが、特筆すべきは要さんも言うジェフ・ベックのベーシストTal Wilkenfeldかな。彼女はオールマン・ブラザーズ・バンドやチック・コリアとも競演経験があるらしいです。それとこの前のクラプトンの来日を観るべきだったと後悔させられるデレック・トラックスのギターがとても良い。特にスライドギターは絶品。その奥さんらしいスーザン・テゼスキなど、若くて良いブルース・ギタリストやボーカリストのプレイも、今を感じさせてくれて良いのです。


クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2007